この記事は以下の方におすすめです。
・会社で英語の資格取得を求められている会社員
・自分の特技に英語を掛け合わせて、自信をもってグローバル化に対応したい会社員
・市場が縮小する日本でなく世界を相手にする会社を支援する中小企業診断士の方
・以下のような小学生・中学生・高校生をもつお母さん、お父さん
・英語が好きな小学生・中学生・高校生
・英検を生かして受験を有利に進めたい小学生・中学生・高校生
・将来、海外で働きたいと思っている小学生・中学生・高校生
英検の最短合格法!勉強法をおさえることが重要
英検を受験するイメージは以下のようになっていませんか。小学生や中学1年生後半に5級、中学2年生後半に4級、中学3年生後半に3級、高校1年生後半に準2級、高校生活の後半に2級、大学生になってから準1級。たしかに目安はこのくらいですし、今の親世代にとってはこのイメージかもしれませんが、勉強法を工夫すると、もっと早く取得することができます。私が学習塾の講師として実践して、生徒たちが実際にやれたことですし、やるだけでなく合格もできた方法です。英検を早く取得することのメリットも大きいので、以下の記事を読んで参考にしてください。
【全級共通】英検に最短合格するための勉強法
英検に最短合格するための勉強法は、①高速単語暗記法、②高速文法練習法、③過去問チェックです。3級以上に挑戦する場合は、④ライティング(英作文)対策も必要です。では、これから、それぞれの勉強法について解説します。はじめのパートは全ての級に共通しますので、確認をお願いします。その後に、該当する級の部分を参考にしてください。
①高速単語暗記法~単語・熟語をしっかりと学習する
英検取得にいちばん大切なことが、語彙力だと思いますので、単語・熟語暗記にいちばん力を入れるようにしましょう。ただし、1日にかける時間は10分で構いません。どんなに忙しくても1日10分単語に時間を充てる習慣をつけてしまえば、もう合格を手に入れたようなものです。では、説明します。
用意するもの
- 旺文社「でる順パス単 英検●級」(メイン教材)
- 英検単語暗記アプリ(サブ教材)
※有料アプリなら「mikan」、無料アプリなら「ランク順英検」をおすすめします。
無料アプリでも上級者は「speed英検●級英単語」も良いと思います。
暗記の進め方
前提として、単語の暗記のレベルですが、「出る順パス単」で、まずは単語を見て意味がイメージできることを目指します。まだ書けなくてもよいです。(以下の勉強法を進めれば書けるようにもなってきます。)
- 新しい単語を20個覚える
- 次の日は、前日に覚えた20個を確認してから、新しい単語を20個覚える
(①と②を合わせて、1日10分弱で終わります) - ②を繰り返す
1週間の単語数のイメージは以下のようになります。試験日まで期間に余裕があるときは、このように土日に1週間分の振り返りをすることもおすすめです。
上記の表は1週間で100個を覚える例です。1週間のうちに覚える単語数を増やしたい場合は少し単語数を増やします。(多くても1日30個くらいまでにしましょう。1日50個はつらくなります。)また、土日を振り返りに充てずに、土日も平日同様に進めると合格までの期間を短縮できます。覚える度合いについては、そこまで完璧を目指す必要はありません。8~9割がた意味が分かっていれば、どんどん次に進めてください。
適宜やった方がいいこと
英検単語アプリも使用して、覚えているか、隙間時間にチェックしましょう。
厚さがうすい文法練習書を学習する
各級の学年の目安がありました。それぞれの級に合わせた、なるべく厚さがうすい本で、文法をおさらいしましょう。5級は、小学生や中学1年生レベルのもの、4級は中学2年生レベルのもの、3級は中学3年生レベルのもの、準2級、2級と準1級は高校生レベルのものです。文法がさらっとわかればいいので、分厚い参考書は必要ありません。英検の対策本の中でも薄いものを選んでください。単語の練習と共に、1日1つでよいのでコツコツ進めましょう。
過去問に1か月に1回取り組む
単語や文法の学習が完全に終わっていなくても、過去問には挑戦しましょう。過去問を解いて丸付けをすることで、今の自分が、合格までどのくらい足りていないのか、どこに課題があるのかが分かります。正解数が、全体の問題数の65%を超えているかどうかを合格の目安にしてください。また丸付け後は、単語が分かっていないのか、長文が苦手なのか、リスニングが足りていないのかなど、自分の課題を確認しましょう。課題が明確になった方が、効率よく学習が進められます。
【5級】の特徴と最短合格プラン
5級の文法は中1レベルですが、近年は小学生も英語が教科になったことで、多くの小学生は5級の文法を知っていることになっています。ここに合格すると、初めての合格経験になると思います。合格すると嬉しいですし、自信がついてきます。その調子で次の級にチャレンジできるように毎日学習する習慣を無くさないようにしてください。では特徴と対策を説明します。
時間と設問数
試験時間は、筆記試験が25分で、リスニングテストが20分で合計45分です。
設問は全て選択式の問題で合計50問です。設問数を大問ごとにそれぞれ説明します。
【筆記試験】合計25問です。
・第一問が15問です。単語・熟語問題が12問、文法問題が3問です。
・第二問が5問です。対話文の疑問文や応答文を選択します。
・第三問が5問です。単語を並び替えて英文をつくる問題です。
【リスニングテスト】合計25問です。
・第一部が10問です。イラストを参考に、対話文の応答文を選択します。
・第二部が5問です。対話と質問を聞き、応答文を選択します。
・第三部が10問です。イラストの内容を表す英文を選択します。
求められる単語力
「出る順パス単 英検5級」の単語数は600語です。上記の例のように1週間で100個覚えるとすると、6週間(約1カ月半)で覚えられます。1回だと覚えられているか不安という方はぜひ2周してください。その場合は12週間(約3カ月)かかります。1日10分でいいので、楽しんでクイズのように取り組むことをおすすめします。
求められる文法力
小学高学年で習う文法でも十分で、中学1年生レベルがあれば確実です。具体的な文法の単元は、「be動詞の文」、「一般動詞の文」、「3人称単数現在形」、「過去形」、「名詞の複数形」、「代名詞(I my me mineなど)」、「命令文」、「疑問詞(whatなど)」、「canの文」、「現在進行形」です。10単元ですね。単語の覚える期間が6週間なら、1週間のうちに2単元を学習すればいいくらいです。1日1単元学習して10日間で終える高速コースも魅力的です。
文法問題は数問しか出ませんので、そこまで徹底的に対策しなくてもよいと思います。3級以上の英作文に向けて、ある程度の使い方は学んでおくというスタンスで十分です。
その他必要な練習
リスニングについてです。最近は、全員小学3年生から学校で英語を学習しているため、英語の音について慣れてきている印象を受けます。特に対策は不要だと思いますが、リスニング問題の正解数が少なくて心配な方は、「出る順パス単 英検5級」のアプリや音源をダウンロードして発音したり、英検単語アプリで練習したりしましょう。自分でも声を出して練習することで耳も強くなります。
最短合格プラン
上記の例でじっくりやっても3カ月で合格することができます。もう少し早く合格したい場合は、単語練習を2周ではなく1周にして1カ月半での合格を目指しましょう。さらに単語練習の土日の振り返りを無くして、どんどん前に進む方法だと約1カ月の合格も可能です。暗記度合いや過去問の出来具合を見ながら1カ月~3カ月の最適な期間を選択しましょう。合格して自信をつけることと、楽しんで続けることが目的なので、厳しすぎるスケジュールにしないことに注意しましょう。
【4級】の特徴と最短合格プラン
4級の文法は中学2年生レベルです。小学5、6年生でも大部分を学習しています。4級からはリーディング(長文読解)が登場します。英語の資格試験の多くの傾向と同じになりますので、ここに合格すると、さらに自信がついてきています。その調子で次の級にチャレンジできるように毎日学習する習慣を無くさないようにしてください。では特徴と対策を説明します。
時間と設問数
試験時間は、筆記試験が35分で、リスニングテストが30分で合計65分です。
設問は全て選択式の問題で合計65問です。設問数を大問ごとにそれぞれ説明します。
【筆記試験】合計35問です。
・第一問が15問です。単語・熟語問題が12問、文法問題が3問です。
・第二問が5問です。対話文の疑問文や応答文を選択します。
・第三問が5問です。単語を並び替えて英文をつくる問題です。
・第四問が10問です。A、B、Cと3つの長文問題の内容について答える問題です。
【リスニングテスト】合計30問です。
・第一部が10問です。イラストを参考に、対話文の応答文を選択します。
・第二部が10問です。対話と質問を聞き、応答文を選択します。
・第三部が10問です。英文と質問を聞き、その答えを表す英文を選択します。
求められる単語力
「出る順パス単 英検4級」の単語数は700語です。上記の例のように1週間で100個覚えるとすると、7週間(約1カ月半)で覚えられます。1回だと覚えられているか不安という方はぜひ2周してください。その場合は14週間(約3カ月)かかります。1日10分でいいので、楽しんでクイズのように取り組むことをおすすめします。ペース的には5級と大きな差はありませんので、同じ感覚で進められると思います。
求められる文法力
小学高学年で習う文法でも対応可能です。中学生は中学2年生レベルがあれば確実です。具体的な文法の単元は、中学1年生の文法に加えて、「未来の文」、「助動詞」、「不定詞」、「動名詞」、「接続詞」、「比較」、「受動態」、「前置詞」です。8単元ですね。不定詞や比較は内容が多いので10単元ぐらいでイメージしましょう。単語の覚える期間が7週間なら、1週間のうちに2単元を学習すればいいくらいです。1日1単元学習して10日間で終える高速コースも魅力的です。
3級のライティング(英作文)に使用する文法は、5級と4級の内容が多いため、これらの文法を使って、英文で表現をする練習も徐々に始めましょう。
その他必要な練習
リスニングについてです。最近は、全員が小学3年生から学校で英語を学習しているため、英語の音について慣れてきている印象を受けます。特に対策は不要だと思いますが、リスニング問題の正解数が少なくて心配な方は、「出る順パス単 英検4級」のアプリや音源をダウンロードして発音したり、英検単語アプリで練習したりしましょう。また、学校の教科書の音源を購入して、音読することも有効です。自分でも声を出して練習することで耳も強くなります。
最短合格プラン
上記の例でじっくりやっても3カ月で合格することができます。もう少し早く合格したい場合は、単語練習を2周ではなく1周にして1カ月半での合格を目指しましょう。さらに単語練習の土日の振り返りを無くして、どんどん前に進む方法だと約1カ月の合格も可能です。暗記度合いや過去問の出来具合を見ながら1カ月~3カ月の最適な期間を選択しましょう。合格して自信をつけることと、楽しんで続けることが目的なので、厳しすぎるスケジュールにしないことに注意しましょう。
【3級】の特徴と最短合格プラン
3級の文法は中学3年生レベルです。小学5、6年生の学校で学習する内容でも3級まではギリギリ対応可能だと思います。3級からは、スピーキング(英語の面接)が登場します。本格的になりますが、そこまで高度なことはまだ求められません。小学生でも十分合格可能です。ここに合格すると、さらに自信がついてきています。その調子で次の級にチャレンジできるように毎日学習する習慣を無くさないようにしてください。では特徴と対策を説明します。
時間と設問数
試験時間は、筆記試験が50分で、リスニングテストが25分で合計75分です。
設問は全て選択式の問題で合計61問です。設問数を大問ごとにそれぞれ説明します。
【筆記試験】合計31問です。
・第一問が15問です。単語・熟語問題が12問、文法問題が3問です。
・第二問が5問です。対話文の疑問文や応答文を選択します。
・第三問が10問です。A、B、Cと3つの長文問題の内容について答える問題です。
・第四問が1問です。質問に対して、25語から35語の英作文で答える問題です。
【リスニングテスト】合計30問です。
・第一部が10問です。イラストを参考に、対話文の応答文を選択します。
・第二部が10問です。対話と質問を聞き、応答文を選択します。
・第三部が10問です。英文と質問を聞き、その答えを表す英文を選択します。
求められる単語力
「出る順パス単 英検3級」の単語数は1,200語です。上記の例のように1週間で100個覚えるとすると、12週間(約3カ月)で覚えられます。1回だと覚えられているか不安という方はぜひ2周してください。その場合は24週間(約6か月)かかります。1日10分でいいので、楽しんでクイズのように取り組むことをおすすめします。量が一気に多くなりましたが同じペースで進めましょう。
求められる文法力
小学校高学年で習う文法でもギリギリ対応可能なレベルです。中学生は中学3年生レベルがあれば確実です。具体的な文法の単元は、中学2年生までの文法に加えて、「現在完了」、「不定詞の構文」、「原形不定詞」、「間接疑問文」、「付加疑問文・否定疑問文」、「分詞」、「関係代名詞」、「仮定法」です。8単元ですね。現在完了や関係代名詞は内容が多いので10単元ぐらいでイメージしましょう。単語の覚える期間が12週間なら、1週間のうちに1単元を学習すればいいくらいです。
上の級の、準2級や2級のライティング(英作文)に使用する文法は、3級の内容が多いため、これらの文法を使って、英文で表現をする練習もあわせて行いましょう。
その他必要な練習
リスニングについてです。最近は、全員が小学3年生から学校で英語を学習しているため、英語の音について慣れてきている印象を受けます。特に対策は不要だと思いますが、リスニング問題の正解数が少なくて心配な方は、「出る順パス単 英検3級」のアプリや音源をダウンロードして発音したり、英検単語アプリで練習したりしましょう。また、学校の教科書の音源を購入して、音読することも有効です。自分でも声を出して練習することで耳も強くなります。
また、3級からは2次試験のスピーキング(英語での面接)があります。まずは面接の流れをつかみましょう。入室→あいさつ→黙読→音読→5問応答→退室の一連の流れです。5問の傾向は決まっています。1問目は文章について、2、3問目はイラストについて、そして4、5問目は受験者自身のことについて質問されます。その傾向をつかみましょう。CBTというテストセンターでパソコンを用いて受けるタイプの試験の場合は、人相手の面接ではなく、あらかじめ録音された画面に向かって応答するタイプです。CBTは1日で1次試験と2次試験が終わるので、忙しい方におすすめです。
最短合格プラン
上記の例でじっくりやっても6カ月で合格することができます。もう少し早く合格したい場合は、単語練習を2周ではなく1周にして3カ月での合格を目指しましょう。さらに単語練習の土日の振り返りを無くして、どんどん前に進む方法だと約2カ月の合格も可能です。暗記度合いや過去問の出来具合を見ながら2カ月~6カ月の最適な期間を選択しましょう。合格して自信をつけることと、楽しんで続けることが目的なので、厳しすぎるスケジュールにしないことに注意しましょう。
5級から3級まで見てきましたが、上記の方法で、じっくりやっても5級から3級までを1年間で合格することは可能です。小学生や中学生は、ぜひ参考にしてみてください。ここまで合格できれば、かなり自信と習慣がついているはずですので、そのままの勢いで準2級に挑戦してほしいと思います。高校受験では準2級まで持っていると優遇されることが多くなります。
【準2級】の特徴と最短合格プラン
準2級の文法は高校1年生レベルです。中学3年生でも英語が得意な人は高校文法を学習しなくても合格することができます。中学生がここに合格すると、高校受験でも優遇されることが多いです。英語に関してさらに自信がついてきますので、さらに本格的になる2級や準1級にチャレンジできるように毎日学習する習慣を無くさないようにしてください。では特徴と対策を説明します。
時間と設問数
試験時間は、筆記試験が75分で、リスニングテストが25分で合計100分です。
設問は全て選択式の問題で合計66問です。設問数を大問ごとにそれぞれ説明します。
【筆記試験】合計36問です。
・第一問が20問です。単語・熟語問題が17問、文法問題が3問です。
・第二問が5問です。対話文の疑問文や応答文を選択します。
・第三問が5問です。A、Bの2つの長文問題の内容の空欄を補充する問題です。
・第四問が5問です。A、Bの2つの長文問題の内容について答える問題です。
・第五問が1問です。質問に対して、50語から60語の英作文で答える問題です。
【リスニングテスト】合計30問です。
・第一部が10問です。対話を聞き、最後の文への応答文を選択します。
・第二部が10問です。対話と質問を聞き、応答文を選択します。
・第三部が10問です。英文と質問を聞き、その答えを表す英文を選択します。
求められる単語力
「出る順パス単 英検準2級」の単語数は1,500語です。上記の例のように1週間で100個覚えるとすると、15週間(約3カ月半)で覚えられます。1回だと覚えられているか不安という方はぜひ2周してください。その場合は30週間(約7カ月)かかります。1日10分でいいので、とにかく毎日取り組むことをおすすめします。量が一気に多くなりましたが同じペースで進めましょう。
求められる文法力
中学3年生が学校で習う文法でもギリギリ対応可能なレベルです。一部、高校で学習する文法も対策していれば確実です。具体的な文法の単元は、中学3年生までの文法に加えて、「過去完了」、「関係詞」、「助動詞の応用」、「比較の応用」、「不定詞の応用」、「動名詞の応用」です。6単元ですね。ただしそれぞれの内容が多いので10単元ぐらいでイメージしましょう。1週間のうちに1単元を学習すればいいくらいです。3級まで合格していれば、文法問題は何とかなりますが、習っていない文法が出ると不安だと思いますので、薄い対策本で学習しましょう。
その他必要な練習
リスニングについてです。3級まで合格しているのであれば、そこまで困らないと思います。ただし準2級からは、放送回数が1回になります。1回で内容を理解できる練習はしましょう。「出る順パス単 英検準2級」のアプリや音源をダウンロードして発音したり、英検単語アプリで練習したりしましょう。また、学校の教科書の音源を購入して、音読することも有効です。自分でも声を出して練習することで耳も強くなります。
また、2次試験のスピーキング(英語での面接)がありますが流れは3級と同じです。3級よりも少しレベルが上がった内容ですが5問の傾向は決まっています。1問目は文章について、2、3問目はイラストについて英語で説明、そして4、5問目は受験者自身のことについて質問されます。その傾向をつかみましょう。CBTというテストセンターでパソコンを用いて受けるタイプの試験の場合は、人相手の面接ではなく、あらかじめ録音された画面に向かって応答するタイプです。CBTは1日で1次試験と2次試験が終わるので、忙しい方におすすめです。
最短合格プラン
上記の例でじっくりやっても7カ月で合格することができます。もう少し早く合格したい場合は、単語練習を2周ではなく1周にして3カ月半での合格を目指しましょう。わからない単語だけを抜き出して、それに集中して取り組む方法だと約2カ月の合格も可能です。暗記度合いや過去問の出来具合を見ながら2カ月~7カ月の最適な期間を選択しましょう。合格して自信をつけることと、楽しんで続けることが目的なので、厳しすぎるスケジュールにしないことに注意しましょう。
高校受験では準2級まで持っていると優遇されることが多くなります。もし余裕があれば2級までチャレンジして、難関高校の英語でも高得点をとれるようにして武器にしましょう。
【2級】の特徴と最短合格プラン
2級の文法は高校卒業レベルです。高校生がここに合格すると、大学受験でも優遇されることが多いです。英語に関してさらに自信がついてきていますので、英語を就職に利用することも可能になってきます。さらに本格的な準1級にチャレンジできるように毎日学習する習慣を無くさないようにしてください。では特徴と対策を説明します。
時間と設問数
試験時間は、筆記試験が85分で、リスニングテストが25分で合計110分です。
設問は全て選択式の問題で合計69問です。設問数を大問ごとにそれぞれ説明します。
【筆記試験】合計39問です。
・第一問が20問です。単語・熟語問題が17問、文法問題が3問です。
・第二問が6問です。A、Bの2つの長文問題の内容の空欄を補充する問題です。
・第三問が12問です。A、BとCの3つの長文問題の内容について答える問題です。
・第四問が1問です。質問に対して、80語から100語の英作文で答える問題です。
【リスニングテスト】合計30問です。
・第一部が15問です。対話と質問を聞き、応答文を選択します。
・第二部が15問です。英文と質問を聞き、その答えを表す英文を選択します。
求められる単語力
「出る順パス単 英検2級」の単語数は1,700語です。上記の例のように1週間で100個覚えるとすると、17週間(約4カ月)で覚えられます。1回だと覚えられているか不安という方はぜひ2周してください。その場合は34週間(約8カ月)かかります。1日10分でいいので、とにかく毎日取り組むことをおすすめします。量が一気に多くなりましたが同じペースで進めましょう。
求められる文法力
さすがに中学3年生が学校で習う文法だけでは厳しくなってきます。高校で学習する文法も対策していれば確実です。薄い対策本で学習しましょう。
その他必要な練習
リスニングについてです。放送回数が1回になります。1回で内容を理解できる練習はしましょう。「出る順パス単 英検2級」のアプリや音源をダウンロードして発音したり、英検単語アプリで練習したりしましょう。また、学校の教科書の音源を購入して、音読することも有効です。自分でも声を出して練習することで耳も強くなります。
また、2次試験のスピーキング(英語での面接)がありますが流れは準2級と同じです。準2級よりもレベルが上がった内容ですが4問の傾向は決まっています。1問目は文章について、2問目はイラストについて英語で説明します。そして3、4問目は受験者自身のことについて質問されます。その傾向をつかみましょう。CBTというテストセンターでパソコンを用いて受けるタイプの試験の場合は、人相手の面接ではなく、あらかじめ録音された画面に向かって応答するタイプです。CBTは1日で1次試験と2次試験が終わるので、忙しい方におすすめです。
最短合格プラン
上記の例でじっくりやっても8カ月で合格することができます。もう少し早く合格したい場合は、単語練習を2周ではなく1周にして4カ月での合格を目指しましょう。わからない単語だけを抜き出して、それに集中して取り組む方法だと約2カ月の合格も可能です。暗記度合いや過去問の出来具合を見ながら2カ月~8カ月の最適な期間を選択しましょう。
高校受験では、難関高校の英語でも高得点をとれるようになっています。大学受験でも優遇されるようになります。各種推薦の要件にも該当するようになってきますのでぜひ頑張ってください。
【準1級】の特徴と最短合格プラン
準1級の文法は高校卒業レベルです。文法に関しては2級に合格していれば特に補強の必要はありません。高校生がここに合格すると、大学受験でもかなり優遇されます。英語に関してさらに自信がついてきていますので、英語を就職に利用することも可能になってきます。
時間と設問数
試験時間は、筆記試験が90分で、リスニングテストが30分で合計120分です。
設問は全て選択式の問題で合計71問です。設問数を大問ごとにそれぞれ説明します。
【筆記試験】合計42問です。
・第一問が25問です。すべて単語・熟語問題です。
・第二問が6問です。2つの長文問題の内容の空欄を補充する問題です。
・第三問が10問です。3つの長文問題の内容について答える問題です。
・第四問が1問です。質問に対して、120語から150語の英作文で答える問題です。
【リスニングテスト】合計29問です。
・第一部が12問です。対話と質問を聞き、応答文を選択します。
・第二部が12問です。英文と質問を聞き、その答えを表す英文を選択します。
・第三問が5問です。日常の場面での内容に関する質問に答えを選択します。
求められる単語力
「出る順パス単 英検準1級」の単語数は1,900語です。上記の例のように1週間で100個覚えるとすると、19週間(約4カ月半)で覚えられます。1回だと覚えられているか不安という方はぜひ2周してください。その場合は38週間(約9カ月)かかります。急ぎたい方は1日に新しく覚える量を30語に設定しましょう。私は1カ月で合格したかったので1日50語にしましたが、50語はつらかったのでおすすめしません。1日10分でいいので、とにかく毎日取り組むことをおすすめします。量が一気に多くなりましたが同じペースで進めましょう。
求められる文法力
高校卒業レベルですが、2級に合格しているのであれば特に文法の補強は不要です。心配な方は薄い対策本で学習しましょう。単語の方が覚えにくくなってきていますので単語に注力しましょう。
その他必要な練習
リスニングについてです。放送回数が1回になります。1回で内容を理解できる練習はしましょう。「出る順パス単 英検準1級」のアプリや音源をダウンロードして発音したり、英検単語アプリで練習したりしましょう。
また、2次試験のスピーキング(英語での面接)がありますが、流れは2級と同じです。ただし、今までよりもレベルが大きく上がっています。4問の傾向は決まっています。1問目は4コマイラストについて英語で説明します。2問目はイラストの4コマ目の人になったとして、仮定法過去を使って受験者の意見を述べます。そして3、4問目は社会的なテーマについて質問されます。答える内容も1文ではなく、2文以上で論理的に説明しなければいけません。普段から、社会的なテーマについて話す練習をしましょう。準2級や2級のライティングを問題にして、2、3文で話す練習が効果的です。その傾向をつかみましょう。CBTというテストセンターでパソコンを用いて受けるタイプの試験の場合は、人相手の面接ではなく、あらかじめ録音された画面に向かって応答するタイプです。CBTは1日で1次試験と2次試験が終わるので、忙しい方におすすめです。
最短合格プラン
上記の例でじっくりやっても9カ月で合格することができます。もう少し早く合格したい場合は、単語練習を2周ではなく1周にして4カ月半での合格を目指しましょう。わからない単語だけを抜き出して、それに集中して取り組む方法だと約2カ月の合格も可能です。暗記度合いや過去問の出来具合を見ながら2カ月~9カ月の最適な期間を選択しましょう。
大学受験では、「共通テストの英語を満点扱いにします」などかなり優遇される例もあります。ここから先は1級にチャレンジするのか、他の英語資格にするのかご自身の目的に合わせて選択してください。同じ方法でどの試験でも良い結果を得られると思います。毎日学習する習慣を無くさないようにしてください。また、ここまで勉強を続けられたのであれば、かなりの学習習慣や、勉強法のコツをつかんでいるはずです。他の難関国家試験へのチャレンジも視野に入れてみてください。
英検の対策について理解できたら他の資格試験にも挑戦できる
私はこの勉強法を、小学生や中学生に指導していました。これは英語だけでなく、高校受験の理科や社会にもかなり役立ったようです。基本事項の暗記は、すき間時間でいいのでコツコツ確認すること。暗記のために大切なのは、一日にたくさんの単語を覚えようとすることではなく、複数の日でその語句を見る頻度(回数)を増やすことです。その方法で記憶のメンテナンスをしましょう。そして知識の活用法や合格までの距離を知るために、過去問をやりましょう。これが合格の秘訣です。
私はこの方法で、難関国家資格の中小企業診断士試験に合格することができました。特に7科目もあり大変だった1次試験はこの方法が非常に役に立ちました。皆さんもぜひこの勉強法を参考にして、各種試験に合格して、人生を変えていってほしいと思います。
この記事に関する質問や、勉強法に関して詳しく知りたい方は、弊社までお気軽にお問い合わせください。